東京の人には理解しにく徳島弁(阿波弁)ランキングトップ5を発表します!
【そもそも徳島弁は大きく分けて2種類あります】
徳島では、文化や産業が近畿や大阪と深く結びついていたことから、近畿の方言や大阪弁の影響を強く受けています。その中でも兵庫県の淡路島に近い地域の人が使う「徳島弁」と高知寄りの地域の人が話す「阿波弁」の2種類に分かれます。
【徳島弁の特徴】
語尾に特徴が現れやすく、「〜じょ」「〜え」「〜けん」がつくものが多いです。標準語に比べると阿波弁・徳島弁は抑揚がついて人懐っこい印象があります。特に「〜けん」は「〜やけん」「〜ほやけんな〜」などの言葉が柔らかい印象を与えるようで、県外では可愛いと言われることが多かった印象です。
阿波弁の例「急にごっつい雨が降って来たけんど傘持って来とる?そういえば雨の匂いがしよったけんなあ、降ってきたなあ。」
【ランキング結果発表!!!】
第1位:あるでないで
第2位:せこい
第3位:いぬ
第4位:まがる
第5位:いける
わかりますか???全部意味がわかった人は静かにこの後も見ていってね。
一応、ほとんど使われていない方言ではなく、普段よく使っている方言を選んだつもりです。
【第1位 あるでないで】
例文:そこにお茶あるでないで!そこ!
「あるでないで」と言われると、「いや、あるのかないのかどっちやねん」と戸惑ってしまうと思いますが、阿波弁では「あるでしょ」と言う意味になります。よく使うのが、物をなくした相手に対して「そこにスマホあるでないで。ソファーの横に落ちとるけん、よう見てみ」
標準語ではつまり、「そこにお茶あるでしょ!そこ!」となります。
【第2位 せこい】
例文:今日ちょっと胸がせこいわ。
「せこい」は「ずるい人、器が小さい人」などの意味でも使いますが、阿波弁では「体調が悪い、苦しい」と言う意味になります。よく使うのが「いや、もう久々に走ったけんめちゃくちゃせこいんよ」「食べすぎてせこい」
標準語ではつまり「今日ちょっと胸が苦しいわ」となります。
【第3位 いぬ】
例文:明日いぬよー。
「いぬ」は標準語で「帰る」と言う意味になります。友達と帰り際に「ほなそろそろ遅い時間やけんいぬなー」とか、実家に遊びに来いと言われた際に「またお盆にいぬわな」
標準語ではつまり「明日帰るよ」
【第4位 まがる】
例文:ちょっとそれまがるけん、向こうに置いといて」
「まがる」は標準語で「邪魔になる」と言う意味になります。横断歩道の真ん中で寝ているとすると、車から「ちょっとまがるけん、はようどいて、危ないわ」
標準語ではつまり「ちょっとそれ邪魔になるから向こうに置いておいて」
【第5位 いける】
例文:母「えらい咳しよんで。いけるんで?」子供「いけるけん部屋に入ってこんといて」
「いける」は標準語で「大丈夫」と言う意味になります。「今日の体調いける?」「大丈夫なん?いけるん?」など被せるパターンもあります。
標準語ではつまり「すごく咳してるね、大丈夫?」「大丈夫だから部屋に入らないで」
東京では通じない関西弁ランキングしてたので、早速作って見ました。
時間なかったので5位までとしていますが、もし希望あればもう少しランキング数は増やそうかなとも思います。また懲りずに来てくださると、すごく喜びます。いつも来てくれてありがとう(^ ^)